こんにちは、ヲタ麻呂です。
今日は御手洗直子先生の「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」を呼んだので、あらすじや概要の紹介と、感想についてまとめようと思います。
なお、この話の旦那さん視点の漫画は先に読んで、以下で紹介しています。
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「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」のあらすじ、概要、レビュー
このオタク婚活レポ漫画は、彼氏と別れて31歳から婚活を開始した31歳漫画家の御手洗直子さんが結婚するまでのお話ですね。
実践した婚活方法は婚活サイトです(作者は”出会い系”と言っていますが、出会い系はいわゆるワクワクメールとかイククルとかだと思うので、この話の中の物は当てはまらないかと)。
話の流れとしては、写真の撮り方やプロフィールの作成について紹介していたり、出会った男性たちについて触れているオタク婚活エッセイです。
ただ作者は顔写真は少し修正する程度だったのでアレですが、プロフィールの文章はかなり(本人曰く)捏造していたため、プロフィールの書き方などはあまり参考にならないと思います。
ちなみに結婚された旦那様はオタクっぽい男性だったようですが、あくまでも結果的にオタクっぽい男性と結婚しただけで、初めからオタク趣味のある男性を探していたわけではないですね。
作者の”品”があまり良くないオタ婚活漫画
まず私も色々と腐女子の方が描いているオタクの結婚漫画を読みましたが、結構な割合で
- 「自分、こんなダメな奴なんです(でも、当然皆許してくれるよね)」
- 「自分、こんなダメな奴なんですw(でも本当はモテてる自慢)」
こういうのがあると思いますが、「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」は両方に当てはまるかなと。
まず作者が婚活をする上で設定していた条件に年収1000万円以上があるのですが、自分がこの条件に設定しているくせに
- 年収1000万円の男性側の条件には「何様だよ」と逆切れ
- 同じ年収1000万円以上の男性を狙っている女性のプロフィールを見て「この人の何がすごいのだろうか」と馬鹿にする(サイト内で同性のプロフィールも見られるサイトだったようです)
など、自分の事を棚に上げ自分以外の人間をけなす様は、本当に気持ちが悪かったです(作者も風呂には4日に1日しか入らないのに)。
また作者の友人も、ホモと言うべきではない場所で舞い上がってホモと言っていったり、簡単に他人に「死ね」と言ったりしている様子があり、仮にオタク同士の内輪感であっても気分が悪いと感じました。
最後に作者は自分から「年収1000万円の男性と、趣味が合いそうな男性の二人に絞り込んだ」とありましたが、男性側のオタク婚活マンガを読むと「女性の方から久しぶりに連絡があり、そこから結婚した」とあるので、作中ではトーナメントの画像を用いたりしていかにも「私が選んでやった感」がありますが、それは違うのではないかと思いました。
全体的に腐女子の婚活漫画を読むときに感じた”うすら寒い感じ”があったので、私は好きではないですね。
ただ作者は元からのファンも多く、特に女性には「おなかを抱えて笑った」なんてエピソードも(どこで?)。
個人的には特におすすめしたいオタクの婚活エッセイではないですね(特に男性には)。
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